2024年に実施予定の「黒松盆栽に適した肥料」の実験計画です。
いろんな人が黒松盆栽を早く太くするための方法を紹介されていますが、どれも肥料は必須です。ホームセンターやインターネットでも様々な肥料が手に入る時代となり、一体どの肥料が “一番成長する” のかは誰も紹介していません。
「実際に試してみて、その肥料を明確にしたい」ということで、頭の中の計画を文字にして備忘録とします。
早く黒松盆栽に一番効く肥料を知りたいぜ!
盆栽士
ちちりん
はじめまして、ちちりんです。盆栽歴(趣味)3年のサラリーマンです。1軒屋の庭(裏)で200株以上の盆栽苗を育てています。
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実験の目的
今回の実験の目的は、黒松盆栽に最も効果がある肥料を明確にすることです。
なお、「効果がある」の定義は「早く太くなる、早く成長する」ということにします。
つまり、「どの肥料が一番早く黒松盆栽を太くできるか」を確認します。(早く太くすることが全てではありません。あくまで私が知りたいだけです)
実験の条件
同じ肥料を3つ以上施した黒松盆栽を用意します。
できれば、5つはサンプル数を用意したいですが、黒松が足りない可能性がありますので、サンプル数は3とします。
置き場所・日当たり・灌水は、極力、同じ条件とします。
同じ場所に置き、まとめて管理しますが、早く日が当たり出したり、早く陰ったりなど、多少は場所による差が発生します。また、同じタイミングで同じ水を撒きますが、人間が水やりしますので、多少は差が発生します。
樹齢は同じ、実験前の長さ・太さも極力同じにします。
樹齢は実生2年生の苗をたくさん用意していますので、そこから選抜したものを使います。
植え替えは2月中に済ませ、植え替え一か月後の状態から始めます。極力、根の量や長さなども同じものを選抜するようにし、同じポット苗で用土の配合(今は赤玉土:桐生砂=5:5を考えています)も同じものとします。
サンプルは芽摘み、芽切り、芽かきは実施しないこととします。太らせる予定なので、徒長枝も伸ばします。
各肥料の量はメーカー推奨の量を施し、交換周期は1ヶ月とします。
実験期間
現在考えている2024年の実験期間の予定は、
- 春肥の施行期間(3月下旬~6月初旬)
- 中間結果まとめ
- 秋肥の施行期間(8月下旬~11月下旬)
- 最終結果まとめ
で考えています。
春肥と秋肥でどのような効果があるのか、以下の記事にまとめています。
実験対象
本実験に(勝手に)エントリーしている肥料を紹介します。大きく分けて、『有機肥料(固形 or 顆粒)』、『化成肥料(固形 or 顆粒)』、『液体肥料』の3種類を予定しています。
もし、試してほしい肥料などあれば、実験前にコメントしてください。検討します。
まずは有機肥料の候補を紹介します。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には40日~50日で交換(60日で完全終了)とのこと。なので、月1回の交換を予定しています。
説明には直径15cmの鉢に4~5個が目安とのこと。直径6cmのポリポットなので、2個を予定しています。なお、虫と土汚れ対策として、お茶パックに入れてから使う予定です。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には40日~50日で交換(60日で完全終了)とのこと。なので、月1回の交換を予定しています。
小品盆栽に使う場合、小玉を3cm間隔で鉢のへりに1周ぐらいとのこと。1個、乗せれるなら2個で予定します。なお、虫対策として、お茶パックに入れてから使う予定です。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には2ヶ月に1回の使用とのこと。なので、2ヶ月に1回追加を予定しています。
説明には直径15cmの鉢に3~5g(小さじ1~1.5杯)が目安とのこと。直径6cmのポリポットなので、3gを予定しています。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には1ヶ月に1回の使用とのこと。なので、1ヶ月に1回追加を予定しています。
説明には直径9cmの鉢に2.5gが目安とのこと。直径6cmのポリポットなので、1.5gを予定しています。個人的に顆粒タイプを使いたいので、今回は顆粒タイプで実験します。また、カスが残るタイプか不明なため、残るタイプであればお茶パックに入れて使います。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には2ヶ月に1回の使用とのこと。なので、2ヶ月に1回追加を予定しています。
説明には5号鉢(直径15cm)に15粒が目安とのこと。直径6cmのポリポットなので、6粒を予定しています。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
(確認中)
(確認中)
つぎは化成肥料の候補を紹介します。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には2ヶ月に1回の使用とのこと。なので、2ヶ月に1回追加を予定しています。
説明には4号鉢(直径12cm)に2粒が目安とのこと。直径6cmのポリポットなので、1粒を予定しています。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には8~12ヶ月に1回の使用とのこと。なので、春肥期間に1個、秋肥期間に1個追加を予定しています。
明確な説明がありません。とりあえず、直径6cmのポリポットに1個で、半分に割って対角線に置く予定です。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には1ヶ月とのこと。なので、1ヶ月に1回追加を予定しています。
説明には8号鉢(直径24cm)に25gが目安とのこと。直径6cmのポリポットなので、7gを予定しています。
最後は液体肥料の候補を紹介します。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には2週間に1回とのこと。なので、2週間に1回を予定しています。
説明には2000倍希釈とのこと。水やりであげます。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には7~20日に1回の使用とのこと。なので、2週間に1回を予定しています。
説明には300~500倍希釈とのこと。300倍希釈して、水やりであげます。
N:窒素
P:リン酸
K:カリウム
説明には7~10日に1回とのこと。なので、1週間に1回を予定しています。
説明に5号鉢(直径15cm)に10mlとのこと。直径6cmのポリポットなので、5mlを予定しています。
まとめ
この記事では2024年の実験計画を紹介しました。
「この肥料も確認してほしい!」などあれば、是非コメントしてくださいね。
また、実験の結果を知りたい方は、ぜひSNSのフォローをお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。