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【社会人必見!】自動潅水装置の作り方②(施工編)

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この記事は以下の続きです。

ざっくり設計が終わったので、施工していきます。

施工した順番は以下のとおり。

  • 基礎づくり
  • イレクターパイプ の組立
  • 屋根の取付
  • 雨樋の取付
  • 棚の取付
  • 自動水やり機の取付

いろいろと設計したけど、なかなか設計通りにはいかなくて、再検討したり、状況に応じて現物合わせしています。

この記事を書いた人

盆栽士

ちちりん

はじめまして、ちちりんです。盆栽歴(趣味)3年のサラリーマンです。1軒屋の庭(裏)で200株以上の盆栽苗を育てています。

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基礎づくり

ここで書いてる「基礎づくり」とは、地面に束石(ピンコロ)をしっかりと固定することを指しています。

実際に行った手順で紹介していきます。

穴掘り

まずは穴掘りからです。

設計図のパイプを立てる位置に束石(ピンコロ)を埋め込みます。

私が使ったピンコロは、近くのホームセンター(コメリ)で購入しました。

地面の上に設置するなど、埋めない方は、以下のような重たい束石を使うといいと思います。

どんどん穴を掘り進めていくと、家の基礎?のようなコンクリートにぶつかりました。

残念ながら、これ以上は掘り進めることが出来なかったので、この高さを基準とすることにしました。

【必須道具】大きめのスコップ

初めは園芸用のスコップで穴掘りをしていましたが、手がマメだらけになってしまい、作業効率も悪かったです。

なので、皆さんは最初から大きめのスコップを使ってくださいね。

その後、どんどん穴掘りを進めていきます。

地面を掘っていると、大きな岩がゴロゴロ掘り出されます。

小さいスコップでは無理です。

怪我する前に大きなスコップに変えておきましょう。

水平調整

穴を掘り終わってブロックを入れた後、水平器で調整していきます。

使っている水平器は100均(ダイソー)で購入したものです。

ブロック単体での水平がとれたら、次はブロック間の高さを調整していきます。

ブロック間の高さを調整する方法はいろいろありますが、私の場合は小さい鉄パイプと水平器を使って調整していきました。

(写真右下の黒いパイプを使いました)

やり方は簡単で、2つのブロックの上にパイプを置き、その上に先ほどの水平器(黄色のもの)をくっつけます。

この水平器は裏に磁石がついており、水平にすることでブロック間の高さが揃うことになります。

あとは、水平器の黄色い液体の中にある気泡が、真ん中になればOKです。

測量

穴掘りと束石(ピンコロ)の水平と高さ調整が完了しましたので、再度、しっかりと長さを測っていきます。

にしても、全然設計通りにはいかないもんですね。

意外なところに盲点や落とし穴があります。

before画像after画像

基礎づくりはこれで以上となります。

設計時と束石(ピンコロ)を埋め込めた場所や数が変わってしまいました。

イレクターパイプの組立

それではイレクターパイプ を使って組立・・・の前に再設計からスタートです。

測量した基礎の幅に合わせて作っていきます。

再設計

基礎づくりで全体の幅、奥行の長さが決まり、さらに柱の位置も決まりましたので、それに合わせて骨組みを決めていきます。

まずはピンコロの穴すべてにイレクターパイプ を入れて柱とします。

そして設計時点では検討できていなかった「屋根の傾斜」を考えました。

方法はたくさんありますが、今回はイレクターパイプ のジョイントを使いました。

ジョイントを使った骨組みの設計図がこちらとなります。

全体の骨組みや屋根の部分はプラスチック製のジョイントを使い、棚は金属製のジョイントを使います。

部品の選定と調達

整理した部品表は以下となります。

No.型式個数
1J-212
2J-22A2
3J-102
4J-332
5J-7B2
6J-6B2
7J-423
8HJ-38
9HJ-216

近くのホームセンターにおいてあるジョイントの種類が限られているため、Yahooショッピングで購入しました。

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なお、正規のメタルジョイント(HJ-2、HJ-3)は高価なので、NJT製のものを購入して使いました。現在でも全然問題なく使えていますのでおすすめです。

イレクターパイプは近くのホームセンターで大量に買い込みました。

ネット通販だと1500mm以上の配達料金がとても高いです。

長いパイプを買って切って使う場合は、近くのホームセンターで長いものを買った方がお得ですね。

この辺りは作る棚の大きさに合わせて、お得に購入しましょう!

イレクターパイプのカットと組立

それでは買い揃えたイレクターパイプを必要な長さへカットしていきます。

パイプカットに使った道具はAmazonで安価なものを購入しましたが、もう今は存在していなかったので、以下を紹介しておきます。

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使い方は簡単。挟んで回すだけです。

但し、切るところにあらかじめ印をつけておくことをおすすめします。

切る長さを決める時の注意点として、ジョイントの中に20〜30mmほど中にパイプが入り込むので注意が必要です。

各ジョイントの図面を確認して、パイプを切る長さを決めましょう。

パイプを切った後は、イレクターパイプ をジョイントへ差し込み、図面通りに組み立てていきます。

プラスチックジョイントの場合、専用の接着剤を塗布して固定していきます。

パイプの組立後はこんな感じになりました。

屋根の取付

波板を切り、フックボルトで固定していきます。

高さがありますが、上には乗れない(乗ったら波板が割れる)のでなかなか大変な作業でした。

今回作った棚は、狭くて斜めになっている場所に無理矢理組み立てているので、現物合わせで波板に穴をあけていきました。

穴をあけて、フックボルトで固定を延々と繰り返していきます。

途中、間違って穴をあけてしまった箇所は、防草シート用の耐候性の高いテープを表と裏から貼付して塞ぎました。

もう3年以上使っていますが、特に問題ないのでおすすめです。

屋根取付後の完成形です。

見てのとおり団地なので、ご近所様にご迷惑がかからないよう、フックボルトを多めに取り付けして、頑丈にしています。

雨樋の取付

屋根(波板)傾きてきに、我が家の外壁に雨が流れたり、当たり続けるのが気になって、なんとなく雨樋を取付しました。笑

使ったジョイントはこれです。

Φ28のイレクターパイプ専用で、呼び径105の雨樋専用となります。(これしかないです)

雨樋の傾きを調整しつつ、プラスチックジョイントの接着剤で固定していきます。

あとは雨水枡(うすいます)まで雨樋を伸ばしていけば完成となります。

棚の取付

次は棚の取付です。

棚は近くのホームセンターで赤松の集成材を購入しました。

我が家にはノコギリとかないので、最も効率のよいカット方法を検討し、お店でカットしてもらいました。

木材を持ち帰ってから、紙やすりで磨き防腐剤を3度塗りしました。

木材の色を活かしたかったので、なんとなくクリア(透明)色にし、毎日水をかけをするので油性のものを選んでいます。

塗料のノリを良くするため、ハンドサンダーで磨きました。

最後は棚板に穴をあけて、ジョイントをしっかりねじ止めしていきます。

パイプにはめ込む場所に合わせましょう。

あとはパイプを刺した束石にセメントを流し込んで固定し、パイプをしっかり固定します。

セメントが固まったら、波板に水を流してみたり、棚の強度を確認して、問題なければ完成です。

水やり機の取付

使ったのはこれです。

外にある水道(蛇口)に接続して、ホースを引き回します。

蛇口が全て塞がると、家族が困るので分岐を介して取付していきます。

あとは取扱説明書をよく読んで、必要なホースやパーツを購入・取付していきます。(結構たくさんあるので注意してくださいね)

水を噴出するノズルは以下を使いました。

私は経年劣化を考慮して真鍮製の物を選びましたが、ずっと使っていると、水垢みたいなのが目立つようになりました。

プラスチック製のノズルもあったので、気になる方はこちらでもいいかもしれません。

注意点を3つほど紹介しておきます。

1つ目はノズルをつける際に4mmホース(もはやチューブ)の先端を熱湯につけて、柔らかくしてからはめ込みましょう。

私は強引につけようとして、手を怪我したあげく、ノズルを壊してしまいました。

2つ目は、4mmホースのエンドキャップはありませんので、以下を使います。

こんな感じ↓

9mmホースのエンドキャップは普通に存在しています。

結構、検索しましたが出てこずで、この結果にいきつくまでに時間がかかりました。

私と同じ疑問を持たれた方のために備忘録として残しておきます。

3つ目は、散水タイマーは電池式ということです。

電池がなくなると、水が出っ放しになるようなので、そのことも考慮しておく必要があります。

ちなみに、既に3年ぐらい同じ電池を入れたままですが、残留メーターは満タンです。

かなり長持ちするので、逆に忘れてしまいそうで心配です。

まとめ

いかがでしたか?

毎朝の水やりって意外と大変なんですよね。

平日、仕事で忙しい社会人の方はとても楽になると思いますよ。

「盆栽をしてみたいけど、毎日の水やりが大変…」という人や、長期連休で帰省する人にもおすすめです。

少しでも楽して、盆栽を楽しめる人が増えたらいいなと思います。

今回は噴霧型の自動水やり機を製作しましたが、次は底面給水型の自動水やり機の製作を検討しています。

周りに水が飛び散らないし、咲いた花の上から水をかける必要もありません。

さらに貯めた水をポンプで汲み上げて、水が循環するようなシステムにすれば節水にも繋がります。

問題は電気(屋外コンセント)が必要なことですが、いろいろ検討してみることにします。

完成したら、報告しますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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