芽切りの時期になりました。

【おすすめ】根と土の育成に寄り添う鉢「Gyropot」を紹介します。

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ちちりん
ちちりん

黒松盆栽の苗木が大きくなる、おしゃれな鉢ってないかな?

「盆栽鉢」といえば陶器製の立派なものが多く、黒松盆栽であれば立派な太幹がピッタリハマる、なるべく小さな泥鉢を選びます。

既に樹形が出来上がっている完成木であれば、肥培してどんどん大きくするということはありませんが、仕立て段階(樹造り中)の場合だとそうはいきません。

仕立て段階であれば、ザルや発泡箱で培養しており、とても飾れるような鉢に入っていません。

そんな方へ「Gyropot」を紹介します。

目立ちすぎない炭色系の黒色で、シンプルにカッコいいです。

さらに通気性や排水性も高いため、根の生育の一助となります。

盆栽の根を健康に育てたい方や、ザル培養をしつつも飾りたい方は、ぜひ試してみてくださいね!

ちちりん
ちちりん

「根」をしっかり育てることが、健康で素敵な盆栽にするためには必要不可欠です!

この記事を書いた人

盆栽士

ちちりん

はじめまして、ちちりんです。盆栽歴(趣味)5年のサラリーマンです。1軒屋の庭(裏)で200株以上の盆栽苗を育てています。

詳しいプロフィールはこちら

Gyropotとは?

bachiより引用

まずは公式HPでの説明内容を紹介します。

これ耐候性の高いプラスチックでできてるんですが、わかりますか?

シンプルなのに複雑なメッシュ構造でできており、幾何学的なところが新しくてとても斬新です。

それでは細かく内容を紹介していきます。

特徴①:素材=ASA樹脂

まずは素材です。

ASA樹脂はプラスチックですが、一般的に使われているABS樹脂の弱点であった「耐候性」を強化した熱や衝撃に強い材質です。

高いUV耐性があり、屋外での使用される「ガーデン家具」や「自動車のサイドミラーハウジング」、「屋外看板」などに用いられている素材です。

3Dプリンターでは、非常に扱いやすい「PLA樹脂」という素材が一般的に広く使用されます。

PLA樹脂は造形が綺麗かつ安価で、ホビー用途としてとても優れている素材です。

しかしながら、PLA樹脂は直射日光や紫外線に弱いという弱点があるため、屋外で使う植木鉢の素材に向いていません。

ASA樹脂を採用することで、屋外環境でも劣化が少なく、安心して長く使用することができます。

ABS樹脂PLA樹脂ASA樹脂
耐衝撃性   
耐熱性   
価格高価安価高価
安定性   
耐候性   
樹脂素材比較表

特徴②:構造=ジャイロイド構造

次は構造です。

従来のプラスチック製品のように、金型に溶かしたプラスチックを流し込んで形成しているわけではありません。

3Dプリンターで造るため、プラスチックを積層させて形成させることになり、上の画像のようにプラスチックの糸のようなものが堆積しています。

鉢壁面のメッシュ構造は、ジャイロイド(Gyroid)と呼ばれる構造で、本来は厚みのあるプラスチックの肉抜きなどに使われる構造ですが、これを見事に鉢へ応用しています。

その結果、通気性と排水性を高めつつ、多孔質かつ軽量で丈夫な鉢へと仕上げられています。

特徴③:通気性と排水性に優れる

通気性と排水性が優れていることのメリットはたくさんあります。

例えば、植物を育てていると一度は経験したことがあるであろう「根腐れ」。

根腐れの原因は酸素不足です。

Gyropotは壁面に通気性があるため、酸素の溶存量が減った水が鉢内に停滞するのを防ぎやすくなります。

水やりの回数が多くなりがちな方もちょっと安心できる植木鉢です。

水やりについてはこちらをどうぞ。

また、鉢の閉塞感を軽くすることもできます。

盆栽は大きな樹がピッタリ入る鉢を選ぶものですが、どうしても窮屈そうに見えます。

植物は土の中で呼吸をする生物です。

ヒトと植物では必要な酸素の量は違いますが、それでもたしかに植物の根は呼吸をします。

ヒトも植物も、息苦しい環境で生きるのは辛いものです。

そこで通気性と排水性に優れたGyaropotであれば、根の呼吸にも良い影響を与えます。

Gyropotで大切な植物の鉢内環境を整えてみませんか。

Gyropot

3Dプリンターでしかできない「独自の造形」ではなく「内部構造と機能」に特化した鉢。

余分な装飾がいっさいないデザインは、盆栽の力強い造形をより強調してくれます。

素材は耐候性が高いASA樹脂で通気性と排水性を重視しています。

公式サイトへ

早速、購入してみました!

今回は「角(2.5号鉢)」と「小倉(3号鉢)」を購入しました。

開梱

梱包も丁寧にされていて安心です。

角(2.5号鉢)

シンプルな形状でとてもカッコいいです。

特徴としては、底のネットは取り外しできません。

小倉(3号鉢)

個人的に最もおすすめなのがこの「小倉」です。

今あるGyropotの商品で最も底が浅く、薄墨系の色であり、盆栽にも合わせやすいです。

Gyropot

3Dプリンターでしかできない「独自の造形」ではなく「内部構造と機能」に特化した鉢。

余分な装飾がいっさいないデザインは、盆栽の力強い造形をより強調してくれます。

素材は耐候性が高いASA樹脂で通気性と排水性を重視しています。

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盆栽鉢として使えます

もちろん盆栽鉢としても使えます。

余計なものがないシンプルなメッシュ構造、薄墨系の黒色で悪目立ちもしません。

ちょうど苗木のザル培養を考えていたとき、Instagramでたまたま見かけました。

このメッシュ構造がザルの代わりになりそうで、おしゃれな構造なので、仕立て中でも飾れるんじゃないかな〜と思ったのがきっかけです。

盆栽用の鉢として造られているわけではありませんが、植物全般いけるみたいです。

とくに乾燥を好む黒松ならとても相性ぴったりです。

まとめ

いかがでしたか?

Gyropotの魅力が少しでも伝えることができたなら幸いです。

ぜひ一度使ってみてくださいね。

Gyropot

3Dプリンターでしかできない「独自の造形」ではなく「内部構造と機能」に特化した鉢。

余分な装飾がいっさいないデザインは、盆栽の力強い造形をより強調してくれます。

素材は耐候性が高いASA樹脂で通気性と排水性を重視しています。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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